リチビー?エヴォテック?リチウムバッテリーを本気で検討(後編)

リチウムイオンバッテリー

さて、前編ではリチウムイオンバッテリーとタイトルに付けておきながら、ボイジャーバッテリーについて長々と書いてしまいました。
でも、なぜリチウムイオンバッテリーが必要なのか?を考える上では絶対に避けては通れない製品なのです。

それでは、リチウムイオンバッテリーについて比較検討してみたいと思います!

スポンサーリンク
  1. 購入を検討しているリチウムイオンバッテリーは3社
    1. ①エヴォルテックジャパン「エヴォテック」
      1. 元々はバイク用にリチウムイオンバッテリーを製造
      2. エレキ用に使うなら「レッドライン」
        1. 12Vなら「SE-12750」か「SE-121000」
        2. 24Vなら「SE-24600」か「SE-241000」、または「12Vを2個直列」
          1. 1個で24Vという選択肢
          2. 12Vを2個直列という選択肢
        3. 36Vなら「SE-36700」か、 12Vを3個直列
      3. 魚探・ライブウェル専用なら「オレンジライン」
      4. バスボートのエンジンスターター用なら「グリーンライン」
    2. ②プロショップオオツカ「リチビー」
      1. 直列での使用は非推奨。24Vには24Vのバッテリーを購入
      2. 12Vでエレキ用なら「60Ah」
      3. 魚探・ライブウェル用なら「20Ah」か「40Ah」
        1. 気になったので計算してみました
          1. ①まずは使いたい機材の消費電力を確認
          2. ②あとは、公式に当てはめて割り算するだけ
      4. 24Vでエレキ用なら「60Ah」か「80Ah」
      5. 36Vでエレキ用なら「50Ah」
    3. ③THREE GROUNDS「EV-CUBE」
      1. 12Vなら「EV CUBE 12V-100A」
      2. 24Vエレキなら、「EV CUBE 24V-65A」
      3. 36Vエレキなら、「EV CUBE 36V-50A」
  2. 費用の比較
    1. 12Vの場合
      1. ボイジャー(鉛バッテリー)
      2. エヴォテック
      3. リチビー
      4. EV-CUBE
    2. 24Vの場合
      1. エヴォテック
      2. リチビー
      3. EV-CUBE
    3. 36Vの場合
      1. エヴォテック
      2. リチビー
      3. EV-CUBE
    4. 実用を想定
      1. 12Vバッテリー×2個
      2. 24Vバッテリー×1個、+ 魚探用の12Vバッテリー
        1. 魚探用バッテリー
  3. 重量の比較
      1. 12Vバッテリー×2個
      2. 24Vバッテリー×1個、+ 魚探用の12Vバッテリー
        1. 魚探用バッテリー
  4. リチウムイオンバッテリーの基本知識
    1. 衝撃に弱い
    2. 水に弱い
      1. エヴォテック SE-12750にオススメのケースを発見!
  5. リチウムイオンバッテリーの種類
    1. エヴォテックは「LiNiCoMnO2」と「LiFePO4」の両方を特性で使い分け
    2. リチビーは「LiFePO4」
    3. EV-CUBEも「LiFePO4」
  6. けっきょくどれがいいのか?
    1. ①12Vの直列使用が可能
    2. ②1個あたりの重さが圧倒的に軽い
    3. ③「LiNiCoMnO2」を使った、エレキ専用設計のリチウムイオンバッテリー
    4. ④費用も意外と控えめ……?
  7. ★一番安く購入する方法!★
  8. 続きは、購入後に!

購入を検討しているリチウムイオンバッテリーは3社

私が把握している限りなので、もしかしたらもっと多くあるかもしれませんが、とりあえず私が購入を検討している3社についてピックアップします。

実際に、中国メーカー製の胡散臭い製品まで視野を広げるとかなり色々でてくるようです。
ネット上でも人柱と言わんばかりに中国メーカー製のリチウムイオンバッテリーを使用・レビューしてくれている方々もいらっしゃるようですね。

私は、安心な日本メーカー製を使いたいので、日本メーカー(と思われる)3社の製品を比較して購入検討します。
※結局製造しているのは中国だったりするということがあるかもしれませんが、製造を管理しているのが日本メーカーであれば、何かあった時にもまぁ安心だろうという考えが根底にあります。

①エヴォルテックジャパン「エヴォテック」

ややこしいんですが、製造している会社名がエヴォルテックジャパンで、製品名は「ル」が無くなって「エヴォテック」です。
※勝手な予想ですが、パナソニックのエヴォルタと商標の問題でもあったんですかね。同じくバッテリーだし。

まぁ製品名は品質には関係ないので気にしません。

私が個人的に最初に知ったエレキ(トローリングモーター)用のリチウムイオンバッテリーが、このエヴォテックです。
ノリーズ プロスタッフで亀山湖で釣りをされている鶴岡克芳さんが、ブログで製品テストをしているのを見て、エレキ用のリチウムイオンバッテリーがあるのか!と驚きました。

それまでも、リチウムイオンバッテリーといえば、携帯電話やノートPCなどでも使われていましたし、釣りにおいても電動リール用などでは使われているのを知っていましたが、かなり小型で容量も小さめなイメージがあったので、エレキに使えるという発想はなかったです。

なによりも一番驚いたのは、12Vのバッテリー1個で6kgということ。
※元々は6.6kgでしたが、2020年から6kgとなったようです!

パフォーマンスでしょうけど、片手どころか指だけで持っているのも目撃しました(笑)
ボイジャーではあり得ないですね。

元々はバイク用にリチウムイオンバッテリーを製造

このエヴォルテックジャパンは、元々はバイクや車向けのリチウムイオンバッテリーを製造しているメーカーです。

それで、なんのキッカケかはわかりませんが(たぶん社員で釣り好きがいるとか?)、バスボートやレンタルボートでの釣り向けにも製品開発をしたという流れのようです。

元々関連製品を製造していたというのは、購入を検討する上ではかなり好印象ですね。
製造ノウハウが蓄積されているでしょうから、安心・安全でしょうし、製造コストも新規参入メーカーよりは融通が利きそうです。

ホームページでも、各種製品の特性や特徴をけっこう詳しく紹介してくれています。(ちょっと見づらい部分もありますが……)

全然知りませんでしたが、どうやら一口にリチウムイオンバッテリーと言っても、さらに種類があるようです。
後ほど、各社の製品を比較する際に掘り下げていきたいと思います。

エレキ用に使うなら「レッドライン」

エヴォルテックジャパンでは様々な用途に合わせてリチウムイオンバッテリーを製造しているので、製品ラインナップもかなり豊富です。

なかでもエレキ用に製造されているラインナップは、「レッドライン」という製品群になっているようです。
ロゴマークの「E」が赤色なので見分けられます。

12Vなら「SE-12750」か「SE-121000」

ボイジャーのM27MFに相当するバッテリーとしては、「SE-12750」という製品が該当します。

M27MFは12Vで105Ahという容量なのですが、SE-12750は12Vで75Ahです。

あれ?105Ahと75Ahじゃ全然違くね?と思われるかもしれませんが、なんか、リチウムイオンバッテリーの容量はザックリ言って鉛バッテリーの2倍と考えていいらしいんです。
理論的な部分は、私は完全に無視しました。専門家がそう言うんだからそうなんでしょうと受け入れました。

ただ、それはそれで2倍したら150Ah相当で多すぎ?とも感じますが、これまたよくわからないけど一応理由がありまして、
リチウムイオンバッテリーは完全に使い切っちゃうのはNGらしいんです。
だから、150Ah相当の容量はあるけど100Ahぐらいを使うのがベターっていう感じなんだと思います。

ちなみに、SE-12750はエヴォルテックジャパンが公称している鉛容量換算値というものがあって、それは105Ahとなっています。
150Ahではないんですよね。まぁよくわからないのですが、たぶんM27MFの代わりに使うことをイメージしてわかりやすく換算してくれているんですかね。

それでも、もっともっと容量を必要とする人。例えばH-1グランプリに出てて、エンジン船は使えずにエレキだけで大移動をする場合などには、「SE-121000」という製品もあります。

こちらの製品は、12Vで100Ahの容量があります。
ちなみに、エヴォルテックジャパンが公称している鉛容量換算値では130Ahです。

ボイジャーのM31MF(めちゃくちゃ重たいけど大容量のバッテリー)が115Ahなので、それよりもさらに安心の超大容量というわけです。

もちろんいいことばかりではなくて、お値段もそれなりです。
費用については、後ほどまとめます。

あと、リチウムイオンバッテリーを導入するにあたってとっても重要なメリットである重量については、
「SE-12750」で1個あたり6kg
「SE-121000」で1個あたり8kgです。
※元々は10.1kgでしたが、2020年から8kgとなったようです!

M27MFが23.6kg、M31MFが26.5kgと考えると、本当にすごい軽量化になりますね。

24Vなら「SE-24600」か「SE-241000」、または「12Vを2個直列」

私のエレキはモーターガイドのツアーシリーズ TR-82Vなので、24Vの電圧が必要です。

その場合には選択肢が2つあり、
24Vのバッテリーを1個で使用するか、ボイジャーの場合と同様に12Vのバッテリーを2個直列で使用するかということになります。

鉛バッテリーの場合は12Vの製品しかなかったので、必然的に2個使用していましたが、リチウムイオンバッテリーは単体で24Vや36Vの製品があるんですね。
※ただし、メーカーによっては直列で使用することを推奨していないことも多いようなので、12Vを複数個直列で使用数場合には必ず製造メーカーに確認をしてから購入しましょう。
ちなみに、エヴォテックは直列で使用可能なようです。

1個で24Vという選択肢

24Vのバッテリー1個で済ませるなら「SE-24600」か、「SE-241000」という製品が該当します。

バッテリー1個で24Vの電圧があり、
SE-24600の容量は60Ah、
SE-241000に至っては容量が100Ahもあります。

ちなみにSE-241000は、鉛容量換算値でも130Ahと超大容量となっています。

重さは、SE-24600で9.3kg、SE-241000で16kgです。
ボイジャー2個直列だと47.2kgであることと比較してしまうと、1/5から1/3っていう軽さなのに、容量は断然多くなってしまうなんて、ちょっとした産業革命ですよ!これは。

でも、16kgあると、持った時にはそれなりに重たいとは感じます。
両手で持てば全然簡単に持てるけど、「あ、ちょっと重い」って感じです。

あとは、デメリットを挙げるなら、
魚探やライブウェルを使う場合には、別途12Vのバッテリーを積む必要があります。
せっかくエレキ用のバッテリーは軽量化したのに、魚探用にボイジャーを積むっていうパターンも無くはないわけです。

12Vを2個直列という選択肢

これは感覚的には鉛バッテリーとまったく同じです。
違うのは、軽さと容量。

SE-12750を2個直列すれば、24Vで容量は105Ah相当ということで完全にボイジャー同様ですね。
だけど、6kg×2個=12kgとなります。

SE-121000を2個使えば、24Vで容量は130Ah相当となり、これだとSE-241000と同様になるわけです。

じゃあどっちがいいのか?と当然気になりますが、
一番の違いは、SE-241000(一個で24V)だと魚探・ライブウェルを使うための12Vバッテリーが別途必要になるのに対して、SE-121000を2個使用の場合は片方のバッテリーから魚探・ライブウェルの電源を共有できます。(SE-12750を2個でも同様です)

じゃあSE-121000を2個使うのが最強なのか?と思いますが、ここでまた費用の問題が出てくるわけです。
SE-121000×2 > SE-241000 > SE-12750×2 > SE-24600というコストがかかるなか、費用と容量と使い方をよーく考えないといけません。

36Vなら「SE-36700」か、 12Vを3個直列

ちなみに、少数派だとは思いますが、まれに36Vのエレキを使用している方もいらっしゃるので一応紹介しておくと、
36Vでも1個で使えてしまう「SE-36700」という製品もあります。
重さは16kgなので24VのSE-241000とまったく同じです。

ただ、これは、36Vの電圧がありますが、容量は70Ahとエヴォテックでは最小となっています。
鉛容量換算値でも100Ahで、ボイジャー以下になってしまいます。
※2020年4月にSE-24600という60Ahのバッテリーが発売されたので、最小容量ではなくなりました。

エヴォテックの製品テストをしていた鶴岡克芳さんは、SE-12750を3個直列で使用しているようです。
SE-36700は、同じくノリーズ プロスタッフの伊藤巧さんが使用しているようなので、それぞれの釣りのスタイルによって好みが違うのかもしれませんね。

魚探・ライブウェル専用なら「オレンジライン」

エレキに使用しないのであれば、容量が小さい代わりに、よりコンパクトなバッテリーという選択肢もあります。

製品名は「SE-1230」というもので、構造は基本的にレッドラインと同様で、単純に小型化したもののようです。

12Vで容量は30Ahとなっており、重量は2.5kgしかありません!

バスボートのエンジンスターター用なら「グリーンライン」

エンジンの起動に使うバッテリーは、瞬間的なパワーを必要とするため、最大電圧値が高い必要があります。

なので、同じ「12V」という表現でも、
エレキのように長時間ある程度の電圧を必要とするレッドラインでは最大電圧は12.6Vであるのに対して、
スターターバッテリー(クランキンバッテリー)であるグリーンラインでは最大電圧は15.2Vとかなり高めになっています。

どちらも同じ「リチウムイオンバッテリー」という製品ですが、用途によって製品特性が異なるバッテリーが存在するというわけです。

ただ、このグリーンラインの製品も、スターターバッテリーとしてだけでなく、エレキ用にも使って大丈夫らしいです。
メーカーが公称しているのだから、まず問題ないでしょう。

さらに、レッドラインを使用するよりもグリーンラインを使用した方がエレキのスピードが出るからオススメとまでホームページに書いてあります。

要するに電圧が高いからスピードが出るという単純な話なんでしょうけど、その分バッテリーの持久力が悪くなったり、エレキのモーターが焼け付きやすくなったりするんでしょうかね?
そういったデメリットは当然と言えば当然ですが、メーカーホームページには書いてありません。

一応比較検討の対象に入れておくと、
「EV-12225」という製品が、12Vで容量が75Ahとなっており、SE-12750の対抗馬というところでしょうか。

②プロショップオオツカ「リチビー」

リチビーは、エレキ用のリチウムイオンバッテリーの中で一番有名なんじゃないでしょうか。

私が把握している限りでは一番後発で発売したにも関わらず、
かなり早期から開発していたという噂を耳にしました。

JB関連のプロが多く使っていたり、他にも有名ブロガーに貸し出していたりと、使用レビューが多く見られるので、プロモーションがとってもうまくハマっている印象です。

一般ユーザー向けにも、週末レンタルキャンペーンなどもやっていました。
経費をかけてでも、とにかく一度使わせようという考えでいるんでしょうけど、よっぽど製品に自信があるんだと思います。
一度使ってしまえば、値段が高くても買ってしまう。そんな魅力があるんでしょうね。

まぁ釣りで生計を立てているような人たちが使っているのだから、品質もしっかりしているんだと思います。
私ですら使いにくいものはタダでも要らないと思っているのですから、商売道具で使っている人たちならなおさらでしょう。

直列での使用は非推奨。24Vには24Vのバッテリーを購入

リチビーは、どうやらエヴォテックとは異なり、直列での使用は推奨されていないようです。
なので、12Vエレキや魚探・ライブウェルには12Vのバッテリー。
24Vエレキには24Vバッテリー。36Vエレキには36Vバッテリーという選択が必然となります。

容量の種類が豊富なので、そこでの選択肢は多いようですが、あくまで私の環境で使用しそうなものを他社製品と比較検討の対象とします。

12Vでエレキ用なら「60Ah」

12Vのエレキを使用している方にとって、選択肢となるのは「12Vモデル 60Ah」が第一候補となるでしょう。
これが大体ボイジャーのM27MFに近い設定で発売したモデルのようです。

12Vで60Ah。重量は単体で8.5kgです。
例のごとくリチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと比較してだいたい2倍の容量で考えていいという理論がホームページで記載されており、プロショップオオツカの特設ページでもM27MFに相当するバッテリーは「60Ah」だとしています。

レビューされていることが多いのも「60Ah」モデルなので、いざ購入した後にも参考資料が多いという意味では安心感があると言えますね。

これよりも大容量のモデルとして、「12V 80Ah」という製品と、超大容量の「12V 100Ah」、さらには武田栄喜プロモデルの「12V 150Ah」までラインナップがあります。

武田栄喜プロはTOP50に参戦している琵琶湖のプロガイドで、最先端の機器を駆使して活躍する若手勢のひとりです。
魚探も各社製品を共有していたり、ライブスコープなども取り入れているので、一般人では考えられないほどの電源を消費するため、専用モデルが作られたようですね。
ぶっちゃけ庶民には関係の無い話なので、「150Ah」については検討から除外します。欲しい人は自分で調べてください。

大容量の「12V 80Ah」は、10.2kg
超大容量の「12V 100Ah」は、12.3kgとなっております。

競合他社の同等モデルとの比較は後ほどまとめます。

実際に「60Ah」を使用した方の話を聞いたことがありますが、エンジン無しでエレキのみで釣りをしていると、容量にちょっと不安を感じることがたまにあると言っていました。
実際に新利根川では上流まで行って帰ってくる際に、ボート屋のギリギリ手前でバッテリー切れとなったらしいです。

なので、例えば、新利根川で上流方面の圏央道や堰まで行ったり、妙義の鼻まで行く場合。
あとは、亀山湖でも笹川筋から折木沢まで回りたい人。
相模湖で本湖も攻めるし、桂川も秋山川も回るという人。
そんな人は80Ahの方が安心だと思います。バッテリーをカツカツに使い切るのが製品寿命を縮めてしまうという意味でも。

魚探・ライブウェル用なら「20Ah」か「40Ah」

あとは、エレキ用ではなく、魚探やライブウェル専用にバッテリーを用意する場合には「20Ah」「40Ah」という選択肢があります。

「12V 20Ah」で2.5kg
「12V 40Ah」で5.4kgの重量です。

最近は魚探もどんどんハイスペック多機能になっており、画面も大画面で見やすく便利なのはいいんですが、当然消費電力も膨大になってきています。

12インチ魚探を4台とか、キチガイ意識高い系、プロスペックな人は武田栄喜プロモデルになるんでしょうけど、
一般的な中上級者がよく使っている9インチ魚探1台でサイドイメージ(サイドビュー)を使う人もそれなりに電力を消費しそうなので、40Ahモデルを使用した方が安心なのかと思います。

ただ、レビューなんかを見ていると、20Ahでも十分使えている様子なので、費用と重さも考えると20Ahもアリな気もします。

気になったので計算してみました

はたして20Ahで十分なのか?気になったので計算してみました。
安くない買い物なので、「買ってみたら全然足りませんでした!」なんて笑えませんからね……。

計算式は簡単なので、ぜひお持ちの魚探でも計算してみてください。

①まずは使いたい機材の消費電力を確認

私の場合は、魚探としてガーミンの「エコマッププラス 95SV」という製品を使用します。

これの仕様をメーカーのホームページで調べると、
消費電力のところに、「18W」と記載されています。
これは要するに、一時間当たりの消費電力が「18ワット」ですよ。ってことです。

②あとは、公式に当てはめて割り算するだけ

消費電力・W(ワット)=電流・A(アンペア)×電圧V(ボルト)
という公式がありますので、これに数字を当てはめます。

Wは先ほどメーカーホームページで調べた「18W」。
Vは12Vのバッテリーを使用するので「12V」。
→ 18=〇×12
→ 〇=18÷12=1.5

というわけで、
ガーミンのエコマッププラス 95SVは1.5Ah、
要するに1時間あたりに1.5Aの電流を消費する
。ということがわかりました。

話をバッテリーに戻すと、
20Ahという容量のバッテリーを魚探専用で使う場合は、
20Ah÷1.5A=13.3h
13.3時間ぐらい使えるという計算になります。

あくまで理論値なので、実際にはバッテリーの劣化や、
気温や天候など使用環境による電力消費のムラなんかがあるでしょうから、そんなには使えないでしょうけどね。
具体的な例として、私が実際にエコマップを使用していても、クイックドローという機能を使うか使わないかの違いだけでも相当消費電力に差があると感じます。

仮に朝5時から釣りを始めて、夕方18時まで釣りをする。その間、魚探の電源は点けっぱなし。
上記の場合、13時間は魚探を使いたいわけです。

そうなると20Ahの容量だと不安になりますね。

1.5A×13h=19.5Ah
これに、あくまで不確定な要素なので、適当に1.2倍くらいの余裕を見てあげるとすると、
19.5Ah×1.2=23.4Ah

という感じで、私の場合は、25Ah以上ぐらいの容量が必要かなと思います。

さて、話が脱線してしまったので戻します。

24Vでエレキ用なら「60Ah」か「80Ah」

一応「24V 40Ah」というラインナップもありますが、40Ahではエレキ用としては不安がありますし、24Vの機器というのもあまりないので、選択肢としてはナシでしょう。

「24V 60Ah」だと、15.6kg
「24V 80Ah」だと、19.9kgの重量になります。

ちょっと重たくなってきますね。

36Vでエレキ用なら「50Ah」

ラインナップとしては「36V 30Ah」「36V 40Ah」「36V 50Ah」の3製品がありますが、
今回の比較検討ではレンタルボートとアルミボートでの使用を想定しているので、エレキでの移動は多めで考えています。

そうなると、30Ahと40Ahは選択肢としてはナシ。
むしろ、最大容量の50Ahですら、不安なのでナシかなぁと思います。

おそらく、プロショップオオツカの大塚茂さんがTOP50に参戦するバスプロであること。
テスト・レビューしている人もバスプロが多いこと。
上記の理由から、基本的にはバスボートでの使用を想定して開発されているのかなと感じました。

バスボートであれば、基本的にはエンジンでの移動がメインで、あとはエリア内での小移動やボートポジションのキープぐらいでしかエレキを使わないため、容量が少なめでも十分に足りてしまうのではないでしょうか。

あとは、「36V 50Ah」ですら17.8kgという重量なので、もし「36V 80Ah」を作っても、
重たすぎるとか、値段が高すぎるとかの問題があるのかもしれませんね。
もしくは、技術的に難しいのか。その辺までは私にはわかりませんが。

③THREE GROUNDS「EV-CUBE」

これは、今回紹介した3社のなかでは、一番無名(失礼!)なのではないでしょうか。
少なくとも、あんまり話題に挙がっているのを見たことがありません。

キープキャストやH-1グランプリにブース出展しているようです。
私は、数年前のバサーオールスタークラシックで展示品を見ました。
確か、販売元であるアウトドアハウス アオノの徳永さんが、ブースを出していたかと思います。

ホームページやブログの情報から読み取る限りだと、おそらく
販売元である「THREE GROUNDS」社と「アウトドアハウス アオノ」が協力して企画し、製造元である「八洲電業株式会社」という会社で開発・製造したのではないかと思います。

とすると、日本の製造メーカーで作られたエレキ専用のリチウムイオンバッテリーというわけで、安心なんじゃないかと。
というわけで、比較検討の対象にノミネートです。

12Vなら「EV CUBE 12V-100A」

THREE GROUNDSのリチウムイオンバッテリーは、製品ラインナップがシンプルで、12V、24V、36Vのそれぞれで各1製品ずつとなっています。
よく言えばシンプルでわかりやすい。ですが、悪く言えば用途ごとの選択肢が少ないです。

なので、12Vのエレキを使っている人は、無条件に「12V-100A」が購入検討の対象となるわけです。

「12V-100A」は、製品名のまんま、12Vの電圧で容量が100Ahです。

また、例のごとくリチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと比較してだいたい2倍の容量で考えていいという理論がホームページで記載されております。

つまり、鉛バッテリーと比較して考えると200Ah相当となり、ボイジャー M27MFの2倍近い容量があるということになります。

ホームページ上でも、エレキオンリーのフィールドでも充電なしで2~3日は持つと書かれています。

重量は6.16kgとなっております。
今回紹介した3社の中では最も大容量かつ最軽量です。
※各社から新製品が登場し、大容量でも最軽量でもなくなったようです…。

24Vエレキなら、「EV CUBE 24V-65A」

24Vだと容量はちょっと減り、65Ahとなります。
このへんは、エヴォテックやリチビーとも重なる容量で、やはり60Ahから80Ahあたりがエレキ用としては無難な数値なんでしょうね。

「EV CUBE 24V-65A」の重量は、9.98kgとなっています。
あえて10kgと言わないところに関西人の気質を感じてしまうのは私だけでしょうか?
ちなみに、販売元である「THREE GROUNDS」「アウトドアハウス アオノ」は兵庫県、製造元である「八洲電業株式会社」は大阪の企業のようです。
ハイ、完全に余談ですね。

36Vエレキなら、「EV CUBE 36V-50A」

リチビーと同様に、36V専用バッテリーだと容量はかなり少なくなり、50Ahとなるようです。重さは16kg

ただ、リチビーではバスボートがメインでの開発なのかな?と予想しましたが、EV-CUBEの場合はケース(入れ物)の形状的にバスボートでは使いにくそうなんですよね。

あとは、現場での開発テストをアウトドアハウス アオノさんでやっているので、やはりレンタルボートやアルミボートがメインターゲットなんだとは思います。
ただし、ホームページにリンクのあった開発ブログでは、バスボートで使用している様子も掲載されていました。

でもそう考えると、エレキオンリーでは50Ahだとやっぱり少し不安かなと思います。
鉛バッテリーの100Ah相当だと思えば問題ないのでしょうけど、仮に使い切ってしまった際に不便なのと、高級品なのに使い切ってバッテリーを劣化させてしまうのはちょっといただけないポイントです。

費用の比較

一通り比較対象が出そろったところで、とっても重要な問題である費用について見ていきたいと思います。

充電器もふくめて、新規で導入するパターンで試算します。
価格は、2019年10月14日時点(※一部は2020年6月9日に更新)のものなので、購入時には再度調べることをオススメします。

また、エヴォテックはメーカー直販のダイレクトWebショップ
リチビーはプロショップオオツカの通販サイト
EV-CUBEはメーカーホームページの価格より引用しております。
※記事を書いている時点では、いずれのサイトでも送料は無料となっています。

あと、一応鉛バッテリーの場合も書いておきたいと思います。
こちらは、代表的なものとして、ACデルコのボイジャーをAmazonで購入する場合で記載しておきます。

12Vの場合

ボイジャー(鉛バッテリー)

M27MFと専用充電器(\18,472-)のセットが\31,492-。
M27MF単体で\13,020-。

M31MFと専用充電器(\18,472-)のセットが\31,795-。
M31MF単体で\13,323-。

エヴォテック

SE-12750と専用充電器のセットが\101,640-。
SE-12750単体で\91,080-。

SE-121000と専用充電器のセットが\142,560-。
SE-121000単体で\131,780-。

EV-12225と専用充電器のセットが\186,780-。
EV-12225単体で\175,780-。

魚探用の小型バッテリーについては、
SE-1230と専用充電器のセットが\45,760-。
SE-1230単体で\32,780-。

リチビー

専用充電器とのセット販売は無いようなので、それぞれを購入した場合で計算します。
専用充電器は10Aと20Aがあるようですが、10Aは欠品中で値段が不明だったので、20Aのものを購入する想定です。
※充電スピードが2倍になると考えれば、価格差よりもメリットの方が上回るかもしれませんね。

12V 60Ahと専用充電器 20A(\22,000-)のセットで\113,300-。
12V 60Ah単体で\91,300-。

12V 80Ahと専用充電器 20A(\22,000-)のセットで\151,800-。
12V 80Ah単体で\129,800-。

12V 100Ahと専用充電器 20A(\22,000-)のセットで\177,100-。
12V 100Ah単体で\155,100-。

魚探用の小型バッテリーについては、
12V 20Ahと専用充電器 20A(\22,000-)のセットで\52,800-。
12V 20Ah単体で\30,800-。

12V 40Ahと専用充電器 20A(\22,000-)のセットで\91,300-。
12V 40Ah単体で\69,300-。

EV-CUBE

12V-100Aと専用充電器のセットで\193,320-。

24Vの場合

エヴォテック

SE-24600と専用充電器のセットが\175,780-。
SE-24600単体での販売はありません。
SE-241000と専用充電器のセットが\258,280-。
SE-241000単体で\241,780-。

リチビー

24V 60Ahと専用充電器 20A(\25,300-)のセットで\204,600-。
24V 60Ah単体で\179,300-。

24V 80Ahと専用充電器 20A(\25,300-)のセットで\265,100-。
24V 80Ah単体で\239,800-。

EV-CUBE

24V-65Aと専用充電器のセットで\183,333-。

36Vの場合

エヴォテック

SE-36700と専用充電器のセットが\258,280-。
単体での販売はありません。

リチビー

36V 50Ahと専用充電器 20A(\37,400-)のセットで\268,400-。
36V 50Ah単体で\231,000-。

EV-CUBE

36V-50Aと専用充電器のセットで\240,000-。

実用を想定

あくまでも私の場合を想定して実際にいくらかかるのか?を試算します。

レンタルボートにしろ、アルミボートにしろ、どちらも装備はほとんど共通で、
エレキは24Vのモデルを使用しています。
また、魚探はガーミンのエコマッププラス95SV(9インチの魚探で、サイドビューとクリアビュー、さらにはクイックドローまで付いた多機能魚探)を12Vのバッテリーで使用しています。

12Vバッテリー×2個

鉛バッテリーであれば
M27MFと専用充電器のセットが2セットあれば、対応可能です。
その場合は、\31,492-×2=\62,984-

ACDELCO ボイジャー ディープサイクルバッテリー M27MF
ACDelco (エーシーデルコ)

リチウムイオンバッテリーの場合、12Vバッテリーの直列つなぎを推奨しているのはエヴォテックのみなので、エヴォテックのみで検討します。

ボイジャー相当のSE-12750と専用充電器のセットを2セットで、
\101,640-×2=\203,280-

より大容量のSE-121000と専用充電器のセットを2セットで、
\142,560-×2=\285,120-

場合によっては、上記価格に、魚探用のバッテリーを追加する必要もあります。

一応現時点での想定では、12Vを2個直列でつないでエレキの電源として、片方のバッテリーから魚探・ライブウェルの電源を取るつもりです。
※すでに使っている人のレビューを見ていると、エヴォテックは実際にそういう使い方をしても大丈夫みたいです。

24Vバッテリー×1個、+ 魚探用の12Vバッテリー

エヴォテックの場合は、
SE-24600と専用充電器のセットで\175,780-
もしくは、
SE-241000と専用充電器のセットで\258,280-

リチビーの場合は、
24V 80Ahと専用充電器 20Aのセットで\265,100-

EV-CUBEの場合は、
24V-65Aと専用充電器のセットで\183,333-

容量に差があるので直接比較するのは難しいですね。
価格と容量のバランスをみて、何を目的とするのか?どのくらいの容量が必要なのか?各々の需要によって最適な製品が変わるかと思います。

また、いずれの場合でも、魚探用に12Vのバッテリーを別途用意する必要があります。

魚探用バッテリー

鉛バッテリーの場合は、
M24MFと専用充電器のセットが\30,435-。

エヴォテックの場合は、
SE-1230と専用充電器のセットで\45,760-。

リチビーの場合は、
12V 20Ahと専用充電器 20Aのセットで\52,800-。

魚探用に関しては、充電器はメインバッテリーと共有してバッテリー単体で購入するという選択も可能かもしれませんが、
あくまでもバッテリーを一番いい状態で長持ちさせたいので、私は帰宅後即充電できる環境をそろえるつもりで考えています。

重量の比較

想像以上に記事が長くなってきてしまったので、私が実用する場合だけをまとめます。

12Vバッテリー×2個

鉛バッテリーの場合は、
M27MF(23.6kg)×2=47.2kg

エヴォテックの場合は、
SE-12750(6kg)×2=12kg
もしくは、
SE-121000(8kg)×2=16kgです。

24Vバッテリー×1個、+ 魚探用の12Vバッテリー

エヴォテックの場合は、
SE-24600で9.3kg
SE-241000で16kg

リチビーの場合は、
24V 80Ahで19.9kg

EV-CUBEの場合は、
24V-65Aで9.98kg

容量は違いますが、
エヴォテックとEV-CUBEがかなり軽いようです。

ちなみに、いずれの場合も、魚探用のバッテリーを追加する必要があります。

魚探用バッテリー

鉛バッテリーの場合は、M24MFが19.9kg。

エヴォテックの場合は、SE-1230が2.55kg。

リチビーの場合は、12V 20Ahが2.5kgです。

リチウムイオンバッテリーの基本知識

ここまで記事を進めておいていまさら基本知識?と思われるかもしれませんが、必要なので掘り下げます。

これまでは、リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーに比べて、重量が非常に軽いとか、寿命がかなり長いとか、いいことを書いていましたが、
もちろん、気を付けないといけない部分もあります。

ひとつは、圧倒的に値段が高いこと。
これは、まぁリチウムイオンバッテリーの導入を検討している時点で少し覚悟はしているかと思います。

あとは、値段が高いという他にも、
【衝撃に弱い】ということも特徴としてあるようです。
また、【水に弱い】ということもよく挙げられている注意点です。

衝撃に弱い

これは、レンタルボートに関してはまだマシですが、アルミボートやバスボートに関しては避けて通れない問題だと思います。

エンジン走行でプレーニングしていると、波に当たるたびにまぁまぁな衝撃でドッカンドッカンとケツ(お尻)が浮くぐらいは普通ですからね。

「衝撃に弱いので気を付けてね」なんて言われても、「じゃあ使えないよ」っていうレベルだと思います。

その点、エヴォテックに関しては、バスボートでもテストをしっかりと行っているし大丈夫そうな印象を受けます。
また、リチビーに関しても、JBのトッププロ達がバスボートで使っていて大丈夫なので、一般人レベルでは100%といっていいぐらいに大丈夫だと思います。

私が調べている限りの予想ですが、
EV-CUBEに関しては、どうやら衝撃対策が必要そうな印象です。

というのも、12Vや24Vを実際に使っている人は、バッテリーを販売している状態のそのままでは使用しておらず、プラケースなんかに入れて使用している様子を見かけます。
しかも、プラケースに入れる際には上下を衝撃吸収系の緩衝材で丁寧に覆っている感じ。

ということは、EV-CUBEは衝撃対策をしっかりと行わないと不安が残るのでしょう。
この点に関しては、個人的にはアルミボートでの使用はちょっと怖いかなと思います。
なんせ、高い買い物なので、壊れましたってのはキツイです……

EV-CUBEのブログでは36Vバッテリーをバスボートで使用している記事もありましたが、36Vだけはケースが異なり、耐衝撃性や防水性を高めてあると書いてありました。
そういう部分でも、ちょっと12Vや24Vを使うのには気を使いそうです。

水に弱い

バッテリーなので当然の話ですが、水には弱いらしいです。

でも、エヴォテックとリチビーに関しては、実際に使用している人を見ていても、あまり過度に対策をしているイメージがありません。

鉛バッテリーのようなゴツい見た目をしているので、ケース自体でも多少は衝撃や防水の対策にはなっているんだと思います。
メーカーホームページ上では「完全防水ではありません」と謳っているので、水に浸っちゃうような場合はもちろんNGでしょうけど、おそらく多少の雨程度なら問題なさそうです。

なにより、水に弱いから使えないなんて言い出したら、魚探やエレキのヘッドだって、基本的には水に強い製品ではないはずです。
でも、雨の日でも普通に使っていますよね? びちゃびちゃに濡れるのは避けますけどね。
そのくらいの認識で使えるのではないかなというのが、個人的な見解です。

一応、エヴォルテックジャパンでもプロショップオオツカでも、専用の防水カバーは販売しておりますが、どちらも\7,480-と、まぁまぁ高額なので、要検討ですね。

EV-CUBEの場合はどうなのか?というと、エヴォテックやリチビーと比べて、おそらくですが最も水に弱そうです。
※見た目やレビューの様子から勝手に予想しています。実際のところはメーカーにご確認ください。

36Vモデルは一番最近発売しているので、ちょっと違う(防水っぽい?)ケースに入っていますが、12Vと24Vはなんかアウトドア用品っぽくはない感じです。工場とかで使われてそうな業務用バッテリーって感じ。※勝手なイメージです。

ただ、EV-CUBEを使用している人はたいていプラケースに入れて使っているので、「防水対策は自分でやってね」という販売スタイルなんだと思います。

素人的には自分で対策するとどうしても自己責任というか……まぁ不安が残るので、メーカーである程度はフォローしてくれていると助かるんですけどね。

そういう意味では、エヴォテックかリチビーが個人的には好印象です。

エヴォテック SE-12750にオススメのケースを発見!

リングスターというメーカーが販売している「ドカット D-4700」という多機能ケースが便利という情報を発見しました!

エヴォテック SE-12750の外寸が257mm×175mm×177mm。
ドカット D-4700の内寸が360mm×255mm×210mm

24Vで使用するためにバッテリーは2つ使用するので、SE-12750を2つ並べると、トータルの外寸は、350mm×257mm×177mmとなるわけです。

横幅は、ケースの方が10mm広いですが、“隙間が余る”というよりはむしろ“ちょうどいい”サイズ感だと思います。
しかし、このままだとケースの奥行が2mm狭いので、パツパツどころか納められません。

そこで、ホームセンターなどで売っている硬めのスポンジなどを底に敷いて、30mmぐらいカサ増しをすると、
底に置く(255mm)よりも幅が広くなるので、ジャストフィットで収まるようになるらしいです。

さらには、底に緩衝材が入ることによって耐衝撃性が向上します。
もちろん、ケースに入れるので、防水性もかなり向上するかと思います。

エヴォテックのSE-12750を2発で24Vにして使う場合は、このケースが最適解になるでしょうね。

リチウムイオンバッテリーの種類

一口にリチウムイオンバッテリーと呼んでいても、実はさらに種類があります。

正極材に「LiNiCoMnO2(ニッケル マンガン コバルト酸リチウム)」を使うか、「LiFePO4(リン酸鉄リチウム)」を使うか、「Li4Ti5O12(チタニウム酸リチウム)」を使うかで性質や特長も異なってくるようです。

その辺のことについては、エヴォルテックジャパンのホームページで詳しく説明されています。

やはり、リチウムイオンバッテリーを専門的にやってきた歴史がある会社なので、そういったノウハウは蓄積されているのでしょう。

エヴォテックは「LiNiCoMnO2」と「LiFePO4」の両方を特性で使い分け

完全に受け売りな知識ですが、「LiNiCoMnO2」は、ある程度の電圧を長時間使い続けるのに向いていて、「LiFePO4」は、最高電圧値が高いため、瞬発的なパワーを発揮するのに向いている。というのがザックリとしたイメージのようです。

なので、エヴォルテックジャパンでは、「LiNiCoMnO2」を使ったバッテリーはエレキ用にレッドラインとして設定し、「LiFePO4」を使ったバッテリーはエンジンのスターターバッテリーなどを目的としたグリーンラインとして販売しています。

すでに書きましたが、念のため再度確認をしておくと、
グリーンラインの製品もエレキ用にも使うことは可能です。
むしろ、最高電圧値が高いため、エレキの最高スピードを出したい場合にはオススメとなるようです。

ただし、メーカーでは大丈夫と謳っていても、個人的にはモーターの焼き付きなどが怖いので、最高スピードよりも製品寿命を取りたいなとは思っています。

リチビーは「LiFePO4」

リチビーで採用されているリチウムイオンバッテリーの種類は、「LiFePO4」の1種類のようです。

エヴォルテックジャパンではエンジンのスターターバッテリーとして採用しているものと同様ですね。

理由はわかりませんが、エレキのスピードが上がるといった製品特性にメリットを感じて「LiFePO4」を採用したのかもしれませんし、もしかしたらOEM先の工場から提案されたのが「LiFePO4」だったなんてオチもあるのかもしれません。
※私の勝手な推測です。

リチビーのレビューを見ていると、「エレキの速度が速くなる! モーターの音が変わる!」というレビューを見かけることが多いですが、これは仕組みを理解していれば簡単に納得できる話で、
要は“電圧が高い”という「LiFePO4」を使ったバッテリーだから。という理由なんでしょう。

そう考えると、リチビーの対抗馬はもしかしたらエヴォテックのレッドライン SE-12750ではなく、グリーンライン EV-12225と比較した方が正しいのかもしれませんね。
もしくは、エレキにスピードを求めるのか、より安定した品質を求めるのかといった違いでしょうか。

EV-CUBEも「LiFePO4」

ホームページ上には使用しているリチウムイオンバッテリーの種類は明確に記載されていませんが、開発ブログの中では、
「36Vバッテリーに使用しているのはリン酸鉄」だと記載されていたので、おそらくEV-CUBEに使われているのもリチビーと同様に「LiFePO4」なんだと思います。

リチビーやエヴォテックのグリーンラインと同様に、エレキのスピードが速くなるとも書かれています。

ちなみに、エヴォルテックでもプロショップオオツカのサイトでも、速さが上がることについては書かれていますが、焼き付きの心配は書かれていませんでした。(私がざっくり見ている限りの情報ですが)

しかし、EV-CUBEを扱っているTHREE GROUNDSのサイト上では、たびたび「長時間のハイバイパスではモーターが焼き付くのでご注意ください」と書かれています。

ということを考えると、やはり「LiFePO4」系のリチウムイオンバッテリーを使用すると、最高電圧値が高いためにエレキの最高スピードは上がるものの、焼き付きのリスクも高くなるという私の予想はおおむね正しいのかと思います。

それと、EV-CUBEの注意点としては、高出力での使用時に安全装置が働いて電圧がゼロになるということがメーカーホームページに記載されています。
これは過電流によるリチウムイオンバッテリーの破損や爆発を防ぐための安全装置なので必要な機能なのですが、
噂によると24Vエレキのハイバイパスで使用していても飛んでしまうことがあるようです。

保護のために電圧がゼロになるだけならまだいいのですが、これを復旧するためには、再度充電器に繋がないと直らないんです。

ということは、最悪の場合、ハイバイパスで大移動をした先で安全装置が働き、そこからはエレキが使えないなんてことにもなりかねません……。
これは個人的にはまぁまぁ致命的なリスクに感じます。

当然、同じ原材料を使用しているリチビーやエヴォテックのグリーンラインにもそういった仕組みがあるのかもしれませんが、EV-CUBE以外では、この安全装置と復旧の仕方は聞いてないので、なにかが違う仕組みなのでしょう。

けっきょくどれがいいのか?

以上、かなり長々と比較を行ってきましたが、私個人の結論としては、
エヴォテックのレッドライン「SE-12750」の充電器セットを2セット
購入してみようと思います。
※補足:2019年当時の意見です。※

理由は、下記に記載します。

①12Vの直列使用が可能

24Vバッテリーだと、どうしても魚探用のバッテリーが別途必要です。

そのために12Vのリチウムイオンバッテリーを購入すると費用的に膨れ上がります。
いずれは欲しいですけどね。

12Vの直列使用にすれば、鉛バッテリーの場合と同様に、24Vエレキも使えるし、片方のバッテリーから12V電源も取れるので、費用的に助かるという理由です。

②1個あたりの重さが圧倒的に軽い

これも12Vを直列で使用できるということがメリットになる部分ですが、
24Vバッテリー1個だと、1回の運搬で済む便利さはありますが、1個あたりの重量は15kgぐらいと、それなりには重くなります。

その点、エヴォテックのSE-12750であれば、2つ持ち運ばなければいけませんが、1個あたり6kgとかなり軽いため、両手で一気に持つことも可能になります。

これは準備の際にはとても助かるのではないかと思います。

③「LiNiCoMnO2」を使った、エレキ専用設計のリチウムイオンバッテリー

個人的にはこの部分に一番魅力を感じました。
OEMではなく、自社で開発してテストして販売しているノウハウに期待してしまいます。

特に私の場合はハイスピードでの使用はほとんどしないので、最高速度の速さよりも、安定して使えることを重要視します。

④費用も意外と控えめ……?

値段だけで見ると、EV-CUBEが一番安いのですが、
※2020年6月現在、最安値ではなくなりました。

EV-CUBEは、魚探用のバッテリーが別途必要になることと、耐衝撃性や防水性への不安、ハイバイパスで安全装置が働いてしまうことへの不安、「LiFePO4」系のバッテリーであることを考慮して、私は選択肢から外しました。

となると、コスパが高いのは、「SE-12750」の充電器セットを2セット購入するパターンでした。

★一番安く購入する方法!★

費用について各社製品を比較しましたが、上記の記事中には基本的にはメーカーホームページでの直販などの価格を記載しています。

ただ、いざ自分が購入するためにいろいろ調べてみたところ、
経済産業省が2019年10月~2020年6月まで実施しているキャッシュレス還元の恩恵を受けられるショップで購入するのが良さそうです!

実際に購入を検討している、エヴォテックのレッドライン「SE-12750」の充電器セットを例に挙げると……

① エヴォテックのホームページから購入の場合:\101,640-(税込)
 ※調べた通りの価格ですね。定価です。

② エヴォテックの販売に力を入れており、実際に購入したというレビュー件数も多い、千葉県柏市にあるショップ「ミシマつり具店」で購入する場合:\101,640-(税込)
 ※エヴォテックダイレクトショップで購入する場合と同額です。

店頭に行ける距離に住んでいるのであれば、使用に関するサポートなども受けやすいと思うので、ミシマつり具店で購入するのもアリですね。

エヴォテックのサポートプロでもある伊藤巧さんも、ミシマつり具店でボート用品のメンテナンスなどをしてもらっているので、安心度で言えば間違いなくトップレベルでしょう。

ちなみにミシマつり具店はキャッシュレス消費者還元事業で5%の指定店になっておりますので、カード決済やPayPay決済で購入し、5%還元を受けるのが一番お得な買い方になりますね。

③Amazonで購入する場合:\101,640-(税込)キャッシュレス払いで\96,558-(税込)
 ※キャッシュレス払いと指定がありますけど、Amazonで現金払いしてる人っているんですかね?代引き?

Amazonといっても、結局のところ販売と発送は「EVOTECダイレクトストア」となっているので、メーカーホームページからの直販でも同様の金額になるかもしれません。

ただ、エヴォルテック社のホームページはお世辞にも見やすい・わかりやすいとは言えないので、しっかり問い合わせて確認しないとわからないです。
Amazonのポイントやギフトカードなども使えるので、いずれにしてもAmazon経由で購入した方がいいかなと思います。
結局はメーカー直送なので製品も安心でしょうし。

そう考えると、②か③のパターンで購入する方法が一番確実に安く購入できて、簡単かもしれませんね。

続きは、購入後に!

というわけで、エヴォテックのレッドライン「SE-12750」の充電器セットを2セット購入しようと決めたものの、現時点で購入予算は確保できておりません!

なので、これから頑張って資金を作り、購入したら続編としてしっかりとレビューをしていきたいと思います!

最後までよんでいただき、ありがとうございました。
続きをお楽しみに!

コメント

  1. ホンダ より:

    こちらの製品はリチウムポリマーなのでもっと軽量で安いですよ~。
    使ってますけど2kg程度ですしたぶん用途的にも似てるのでバッチリなんじゃないかと思います。
    残量計がついてるのでやばくなったら帰れますし、残量が0%になるまで最後まで馬力落ちないので使いやすいですよ~。おすすめっす。

    https://singleblade.stores.jp/items/5daffaab745e6c5c0f6714ba

    • Zi-max より:

      コメントいただき、ありがとうございます。
      軽いし安いし、魅力的な製品ですね。残量計が最初から付いているのもかなりポイント高いです。
      リチウムイオン電池ではないリチウムポリマー電池という種類もあることを知らなかったので、ありがたいご意見です!

      私が使用しているエレキが24V 82lbなので、バッテリーを直列で2個使用しないといけないのですが、それが可能かどうかが悩みどころです。
      あとは値段的に中国メーカーのリチウムバッテリーのような気がするのでそこが若干不安な部分ですかね。
      もしかしたらショップのアフターフォローが充実しているのかもしれませんが、熊本だと関東在住の私としては頼りにくいですし……
      ショップがトッパー専門のお店のようなので、ハンドコン 12Vへの使用を想定しているのかもしれませんね。

      もし24V フットコンでの使用例などご存知でしたら、ぜひ教えていただきたいです!

  2. ホンダ より:

    こんにちは。
    直列、並列についてなんですが、リン酸鉄とかコバルト系のリチウムはセル間バランスを整えなくても使えるという特性もありBMSがついてないこともあるのですが、リポに関してはBMS付き以外はあり得ないので、直列も並列も問題なく接続できます。
    もしも24Vで使用するなら80AHを直列にすると容量が倍になるので釣行もほぼ大丈夫です。ほんとは中のICで出力電圧を24Vに変えられるはずなんですけどそこまでは書いてないので直列が間違いないかと思います(容量的にも)
    知人が24V仕様のキャンピングカーにつけてますが問題ないっと言ってたのでエレキ程度の出力であれば問題ないかと。
    充電も12V~60Vまで受け入れ可能なので、BMSに降圧昇圧回路がきちんと入ってるということですね。

    中国製については、日本で検品されてるやつならほとんど問題ないですよ。
    部品の選定などを日本で行って結局組み立ては中国ってパターンです。
    確かにお店が熊本なので、いろいろめんどくさそうです。トッパー専用というエレキは存在しないので、普通にボートで使っても問題ないとは思いますが、バスボートは振動がやばいのでそれについては検証必要かも?ですね。

  3. ホンダ より:

    ちなみにお店のHPには書いてありませんでしたが、取説?のような記載には常時使用電流80A 最大使用電流300Aとありますのでお使いのエレキ82ポンド 24Vですと最大でも40A程度しか流れませんので電池的にはかなり余裕がありますね。 ただ、24Vの80ポンドクラスのエレキを最大で使い続けるとエレキ側の配線が焼けるので実際にはもっと低いと思います。
    電子レンジで使っても壊れてないのでそもそも問題はないとは思いますが、、、

    注意点としては、リチウムイオンに比べると、リポは12.4ボルトと電圧が低いため満充電の時は少し遅く感じる可能性があります(そのかわり、最後まで12.4ボルトなので最後まで早いという特性もあります)
    LiFePO4のリチウムイオン電池も持ってるんですが、7キロくらいありまして、リポを使い始めてからものすごく重たく感じます。馬力はあるけど、充電も専用でめんどくさいですしやっぱ残量計があるほうが湖上での安心感はありますね。

    リポの残量計は0パーになったら5分程度で出力が完全に停止するので、気を付けてください。

    • Zi-max より:

      めちゃくちゃ詳しいですね!
      私もネットでいろいろ調べて詳しくなったつもりでいましたが、全然何もわかっていなかったみたいです……

      直列にして24Vで使えるという情報はかなりありがたいです。
      個人的にエヴォテックにしようと決めた理由が、直列で使えるという部分が大きかったので。
      ホンダ様の意見を聞いたら、一気に選択肢としてアリになりました。

      トッパー専用エレキというのは私の表現が不足していました。個人的にトッパー=12Vのハンドコンみたいなイメージを持っていて勝手に解釈してしまっていました。ややこしくて申し訳ありません。

      いずれにしてもどのリチウムイオンバッテリーもまだ運用期間が長くないので、どこのショップで買ってもアフターフォローは完璧ではないかもしれませんし、誰かが試さなければいけないという考え方でいけば、ブログを書いている人間として人柱になってみるのもアリかもしれませんね。

      本当にいろいろな情報を教えていただき、ありがとうございます!
      やはりまだまだ釣りで使えるリチウムバッテリーの情報がネット上には不足していると感じますので、購入してレビューしたいところです。

  4. ホンダ より:

    直列3つで36ボルトも大丈夫なので、12ボルトずつ買った方がいいですよね。
    たまに電池を貸し出して12ボルトで使ったりもできますし、やっぱ魚探用にも必要ですし。
    私もこの電池使ってるのですが12ボルトですがそこそこ馬力でてますし、やっぱ残量計が神ですね!
    安心感がやばいです。
    ヤフオクにも同じような電池あるんですが高いんですよね。こっちのお店見つけた時放心しそうになりました(笑)

    • Zi-max より:

      そうですね。いまは24Vのエレキですけど、もしかしたら36Vなどにする可能性もゼロではないので、そういうことも考えると12Vで直列できる方が便利だとは思います。
      いろいろと教えていただきありがとうございます。
      エボテックを買うつもりでほぼ決めていましたが、再検討してみます!

タイトルとURLをコピーしました